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大型車輌の追突事故多発に歯止めを 〈乱気流No.37/07年9月号〉 |
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先のお盆期間中,また悲劇が起こりました。 07年8月12日午前10時15分ごろ,愛知県岡崎市池金町の東名高速道路下り線で,大型観光バスが,渋滞で止まっていた車に追突,乗用車計6台が巻き込まれる玉突き事故になり,最後尾の車に乗っていた31歳の女性と,生後6カ月の女の子が死亡。運転していた夫と同乗の長女(3つ)が重傷のほか,会社員(33)ら車5台の10人,バスの乗客25人が軽傷を負ったのです(07年8月13日中日新聞夕刊参照/中日新聞社許諾済み)。 99年11月に,酒酔い運転の大型トラックが乗用車に追突して二人の女の子を死亡させた事故は記憶に新しいところです。また,03年6月23日には愛知県の東名高速で,やはり大型トラックが渋滞の列に突っ込み16人が死傷しました。その他,高速道路における大型車の追突で大事故となり,多くの人命が失われる例が後を絶ちません。 人間は神ならぬ身,残念ながらすべての運転者に,脇見をしたり,ぼんやりしたり,居眠りをしたりする可能性があります。その事実を認め,運転者の意識問題にとどめることなく,ハード面で追突防止装置を完成させることが重要です。なかでも,圧倒的な加害能力を有する大型車輌に搭載することを義務づけることが,喫緊の課題といえましょう。あるメーカーはすでに,大型トラック用追突被害軽減ブレーキシステムを装備した「プリクラッシュセーフティ」車を発売しています。このシステムでも完全に追突を防ぐことはできないにせよ,被害は相当程度軽減されるということです。 いつまでも同じ轍を踏まないために,大型車輌における安全な追突防止ブレーキシステムの開発と,その搭載義務化について,国家的な事業として早急に取り組むことを強く希望します。 (龍門 歩) |
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