気象衛星画像が楽しみ
《乱気流No.6/05.04月号》


 話題はちょっとさかのぼりますが、去る2月26日、H-IIA7号機の打上げが実施され、ロケットは種子島宇宙センターから18時25分にリフトオフ、40分02秒後に衛星分離が確認されました。このところ日本のロケットは失敗続きで、今回もどうなることかと心配していましたが、無事に成功を収めたことを心より嬉しく思います。
 それから10日後の3月8日、国土交通省と気象庁は、同ロケットに搭載されていたMTSAT-1R(運輸多目的衛星新1号)が、高度約3万6000kmの赤道上の軌道に静止したことを確認するとともに、愛称を「ひまわり6号」と発表しました。
 思い出しますが、「ひまわり5号」の後継機にするため、1999年に打ち上げた衛星は一般公募で愛称が「みらい」と決まっていました。ところが打上げに失敗し、「みらい」は海の藻屑と消え、私たちの希望はしぼんでしまったのでした。そんな経緯もあって、今回は愛称公募を見送ったのだそうです。1977年に打ち上げられた「ひまわり1号」以来使われてきた「ひまわり」という愛称は、私たちにとって「気象衛星」の代名詞。TVやラジオでの気象情報の「気象衛星ひまわりの画像」という言葉を、再び耳にしたいものです。
 それにしても、日本のロケットは28年も前に気象衛星の打ち上げに成功していたのですね。「ひまわり」の画像を見たことのない人がすでに何万人いることでしょう? そう思うと、あらためて感慨を覚えます。
 MTSAT-1Rについては、現在も通信機器や観測カメラの試験が行なわれており、来たる5月末には、2003年5月以来頼ってきた米国の気象衛星GOES9号に代わって、日本付近の気象画像を送信することを目指しているということです。日本自前の気象衛星からの鮮明な画像が無事に届くことを、小生も心待ちにしています。

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