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ハッブル宇宙望遠鏡,廃棄? 《乱気流No.5/05.02月号》 |
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ハッブル宇宙望遠鏡は1990年4月24日,ディスカバリーによって打ち上げられました。以来,地上約600kmの上空から数々の鮮明な宇宙写真を撮影して,われわれに感動を与え,宇宙へのイメージを刺激してくれています。しかし老朽化のため,とうとう07年に廃棄されることになりそうです。 星の崩壊時の目眩くような爆発のようすや,地球から遙か130億光年かなたの最遠の小銀河の美しい姿,銀河同士が衝突しているダイナミックなシーン,さらには幾つかのブラックホールなどのほかに,木星にシュメーカー・レビー第9彗星が衝突した跡,土星の大気や嵐など,身近な惑星についても多くの驚くべき映像と情報をもたらしてくれています。こんどは宇宙のどんなドラマを撮影して送信してくれるか,いつも待ち望んでいる小生としては残念でなりません。 打上げから15年を経過し,スペースシャトルで部品を運んで取り替えなければ使えなくなるが,そのためには10億ドル超もの資金がかかるため,ホワイトハウスは改修を断念したとのこと。全米科学アカデミーは昨年12月,シャトルの飛行再開後すみやかに改修を実施するようNASAに勧告したばかりのタイミングでした。もっとも廃棄するにも,ハッブル宇宙望遠鏡を安全に太平洋に落とすため,小型噴射装置を取り付けなければならないということです。 改修資金と,廃棄にかかる費用の差額はどのくらいなのでしょうか? アメリカにおんぶに抱っこでは申し訳ないので,世界各国へ資金協力を呼びかけて,修理することはできないのでしょうか? ぜひ改修して,宇宙の神秘と謎にチャレンジしつづけてほしいものです。 (龍門 歩)
惑星状星雲 NGC 6543/死にゆく恒星と,巨大なガスの“繭”〔『HUBBLE VISION』(CAMBRIDGE UNIVERSITY PRESS)より〕 |
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